フィルム、繊維などの高分子鎖変形で発生する特異な物性、変形方法、変形後の構造固定などについて物性との相関も含めて平易に解説!要求特性に応じた物性を発現させるためのポイントを学ぼう!
1.高分子物質の特徴
1-1.高分子物質の変形
1-2.高分子鎖の変形
1-3.高分子鎖の運動と基本物性
1-4.高分子鎖の形を固定化する
1-5.固定化と物性の相関
1-6.分子鎖の形と物性の相関
2.分子鎖配向
2-1.分子鎖配向の重要性
2-2.分子鎖配向にともなう構造と物性の変化
2-3.分子鎖配向の表し方と測定法
3.構造制御
3-1.高分子鎖の引き伸ばしと配向
3-2.分子鎖の引き伸ばし比(延伸比)
3-3.巨視的延伸比
4.力学的高性能化をめざした構造制御
4-1.力学的高性能化とは
4-2.延伸加工の種類
4-3.延伸によって発生する分子鎖配向と構造変化
4-4.延伸条件の最適化とは
4-5.ブレンド効果
5.力学物性の評価と測定法
5-1.弾性率と強度測定における条件設定の違い
5-2.静的測定と動的測定の違い
6.力学的高性能化の限界
6-1.化学構造と延伸挙動の関係
6-2.分子量と物性の関係
6-3.高次構造制御の限界
6-4.超延伸の可能性について
7.将来展望とまとめ