ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向【WEBセミナー】
~フィラーの種類や製法などの基礎からスラリー・ポリマーへの分散・充填とモデル実験~
~ナノ炭素粒子(CNT,グラフェン)やセルロースナノファイバー(CeNF)などの開発動向を解説~

セミナー概要
略称
ナノフィラー【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250402
開催日時
2025年04月15日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
(公財)名古屋産業科学研究所 上席研究員  小長谷 重次 氏
【専門】高分子化学(重縮合、機能性高分子)、フィラー分散、機能性複合材料
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,020円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
 セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
 Zoom上ではスライド資料は表示されますので、

※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・フィラー、コンポジットに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
習得できる知識
・フィラーの特性および表面処理・分散剤に関する基礎知識
・スラリー及びポリマーへのフィラー分散法の基礎知識
・ポリマーへのフィラー分散モデル実験(ゼータ電位測定)基礎と実際(実証)
・ナノフィラー充填効果およびその高効率化策
・機能性ナノフィラー(ナノ炭素、セルロースナノファイバー)複合材料開発の現状
・フィラーによるポリマーの高機能化のポイント及び課題・対応策
趣旨
 本講座では、はじめにスラリーやポリマーへのフィラーの分散法に関する基礎的知識のみならず、また、シリカや炭酸カルシウム粒子の表面処理法とポリマーへの分散充填法について、文献や特許情報をもとに解説する、次に、酸化チタン、アルミナ、炭酸カルシウムなどの(ナノ)フィラーのポリエステル(PET)への分散モデル実験、さらにモデル実験結果を実際のPET[重合系(スケールアップを含む)に応用し、モデル実験の有用性を紹介する。最後に、話題の機能性ナノフィラー(ナノ炭素粒子(CNT,グラフェン)やセルロースナノファイバー(CeNF))のスラリーやポリマーへの分散法、またそれらのナノコンポジット(力学特性、導電・伝熱関係)の特性についての研究開発動向につき紹介する。
プログラム

1.フィラー基礎
 1.1 フィラーの種類:無機性、有機性、有機・無機ハイブリッドタイプ
 1.2 主要フィラーの製法とその特性:炭酸カルシウム、シリカ、酸化チタン
 1.3 フィラーの粉砕・分級法とその特徴
   a) 乾式粉砕
   b) 湿式粉砕
 1.4 フィラー径と粒度分布評価法
   a) 直接観察法(電子顕微鏡法)
   b) 間接観察(動的光散乱法ほか)
   c) 最近の話題
 1.5 フィラー種による表面特性の特徴
   a) 無機酸化物と無機塩との表面特性差異
   b) 表面電荷(ゼータ電位)と測定法

2.フィラーのスラリーやポリマーへの高分散充填に関する基礎
 2.1 フィラー分散スラリー調製の考え方
 2.2 フィラー分散支配因子:表面電荷と立体障害効果
 2.3 ゼータ電位測定法の実際と問題点
 2.4 フィラーの表面処理がポリマーへの高分散化に与える効果
   a) シリカ粒子
   b) 炭酸カルシウム粒子
   c) セルロースナノファイバーなど

3.ポリエステル(PET)へのフィラー分散に関するモデル実験と実証例
 3.1 PET中での酸化チタンフィラー(TiO2)の分散モデル実験とその評価法
   a) PET合成時の各種添加物がTiO2のゼータ電位、分散に与える影響
   b) PETモデル体(BHET)がTiO2のゼータ電位、分散に与える影響
 3.2 PET重合系におけるTiO2分散モデル実験結果の実証
 3.3 各種ナノフィラーのPETへの高分散化モデル実験と実証例
   a) TiO2ナノ粒子
   b) アルミナナノ粒子
   c) 炭酸カルシウムナノ粒子

4.機能性ナノフィラーを用いた先端材料の研究開発動向
 4.1 機能性ナノフィラーとナノ効果概説
 4.2 ナノ炭素粒子(CNT,グラフェン類など)
  4.2.1 ナノ炭素粒子の開発動向
  4.2.2 ナノ炭素充填体の分散性向上に関する技術
  4.2.3 ナノ炭素充填効果アップ策:パーコレーション、ダブルパーコレーション
  4.2.4 ナノ炭素粒子充填先端材料に関する研究開発動向
  4.2.5 開発・上市における課題と対応の現状
 4.3 セルロースナノファイバー(CeNF)
  4.3.1 環境問題におけるCeNFの意義
  4.3.2 CeNFの研究開発動向
  4.3.3 CeNFの力学特性を活用した先端材料の研究開発動向
  4.3.4 各種ポリマーとの相溶性改善を目指したCeNFの改質(表面修飾)例
     a) ポリプロピレン(PP)
     b) ポリアミド(PA)
     c) セルローストリアセテート(CTA)
  4.3.5 CeNFの吸着特性を活用した先端材料の研究開発動向
  4.3.6 開発・上市における課題と対応の現状

5.まとめと質疑応答

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