★世界の水処理・水利用ビジネスは現在110兆円規模!
★海水淡水化,上水処理,下水処理,家庭用浄水器などの水処理ビジネスを解説!
★これらの技術を支える分離膜,有機・無機凝集剤,活性炭,ゼオライトなどの化学品や材料!
★茶系飲料,炭酸飲料,スポーツ飲料,乳酸飲料,豆乳などの水利用ビジネスも解説!

水処理・水利用の技術と市場2022
Water Purification and Water-use Business 2022

商品概要
個数

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略称
水処理・水利用
商品No
bk7854
発刊日
2022年07月21日(木)
ISBN
978-4-7813-1678-9
体裁
B5判・202頁
価格
88,000円 (本体価格:80,000円)
送料
当社負担(国内)
発行
(株)シーエムシー出版
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
著者
野村幹弘   芝浦工業大学
石丸 豊   石丸技術士事務所
藤本瑞生   ㈱神鋼環境ソリューション
長谷川 進  神戸大学大学院
根本雄一   前澤工業㈱ 
小林真澄   三菱ケミカル㈱
石躍 新   住友電気工業㈱
野口基治   メタウォーター㈱
長島悠真   日鉄鉱業㈱
吉村和就   グローバルウォータ・ジャパン
発刊にあたって
 世界の水処理・水利用ビジネスは2022年現在110兆円とみられる。ここで言う水処理および水利用技術は海水淡水化,上水処理,下水処理,飲料ビジネス,家庭用浄水器などの分野である。地域別には,東南アジア,中東,北アフリカ地域が,年間10%以上の成長が見込まれる。
 これら水処理・水利用技術を支えているのが,分離膜,有機・無機凝集剤,活性炭,ゼオライトな化学品や材料である。
 膜技術では,RO 膜(逆浸透膜)による海水淡水化,MF 膜(精密ろ過膜)/ UF  膜(限外ろ過膜)による浄水処理,MF/UF/RO 膜による下水・排水処理などがある。凝集剤は,原水中の懸濁質を表面電荷の中和と架橋作用により凝結させる。これには硫酸アルミニウムやポリ塩化アルミニウムが利用されてきた。その他水処理薬品としては凝集補助剤,酸化・還元剤,ポリアクリル酸などのスケール防止剤,洗浄剤,pH調整剤など多くの薬剤が使われる。また,有機物を分解する生物処理,殺菌処理,オゾンや活性炭を用いた色や臭いの除去処理,ゼオライトによる吸着処理などもある。
 飲料ビジネスでは,ミネラルウォーター,茶飲料,スポーツ飲料などが一定の市場を築いている。
 本書は水処理・水利用ビジネス,水処理関連の装置・設備技術,分離膜や,薬剤・材料についての技術動向,市場動向をまとめた。水処理・水利用に携わる方々のお役に立てれば幸甚に存じます。
(本書「刊行のねらい」より)
書籍の内容

【技術編】

<海水淡水化・上水処理技術>
第1章 無機逆浸透(RO)膜の開発動向
1 はじめに
2 ゼオライト膜
3 炭素膜
4 シリカ膜
4.1 ゾルゲル製膜
4.2 CVD製膜
5 おわりに

第2章 生物接触ろ過
1 はじめに
2 生物処理方式
3 生物接触ろ過設備
3.1 下向流式生物接触ろ過設備D-BCF(Down-flow Biological Contact Filter)ついて
3.2 上向流式生物接触ろ過設備U-BCF(Up-flow Biological Contact Filter)ついて
4 膜ろ過プロセスの前処理としての生物接触ろ過
4.1 膜ろ過プロセスのファウリング
4.2 膜のファウラント解析
4.3 膜ろ過プロセスへのBCFの適用
4.4 各種前処理法との比較
5 おわりに

第3章 帯磁性イオン交換樹脂(MIEXⓇ)による有機物除去システム
1 はじめに
2 MIEXⓇ処理とは?
2.1 特長
2.2 除去原理
2.3 設備構成
2.4 実績
2.5 設置場所
3 樹脂処理による効果
3.1 有機物除去特性
3.2 HAA抑制効果
4 実施設の紹介
4.1 東京都小笠原村父島(扇浦浄水場)
4.2 兵庫県佐用町(奥海浄水場)
5 おわりに

<下水・排水処理技術>
第4章 中空糸を用いた膜分離活性汚泥システム
1 はじめに
2 MBR開発/導入の歴史
3 納入事例の説明
3.1 高純度テレフタル酸(PTA)製造排水への適用
3.2 韓国におけるMBR導入例
3.3 MBRの省エネルギー化開発
4 おわりに

第5章 PTFE中空糸膜を使った下排水処理
1 はじめに
2 PTFEとは
3 ポアフロンⓇモジュールとは
4 ポアフロンⓇモジュールの適用事例
4.1 産業排水処理・再利用
4.2 含油排水処理
4.3 下水処理・再利用
4.4 膜蒸留システムへの適用
5 おわりに

第6章 セラミック膜再生水造水システム
1 背景
2 セラミック膜再生水造水システムの概要と特長
2.1 システムの概要
2.2 セラミック膜ろ過
2.3 システムの特長
3 実施設運転結果
3.1 溶存オゾン濃度制御による膜ろ過安定性
3.2 セラミック膜の安定運転結果
3.3 溶存オゾンによるセラミック膜の洗浄
3.4 再生水の水質
4 新設備
5 まとめと今後の展開

第7章 ポリ硫酸第二鉄の効果と適用例について
1 はじめに
2 ポリ硫酸第二鉄の特性
3 ポリ硫酸第二鉄の適用例
4 まとめ

<水利用ビジネス>
第8章 世界の上下水道民営化市場
1 海外水ビジネスの動向
1.1 世界水ビジネスの見通し
1.2 先進国,新興国では上下水道の民営化が促進
1.3 世界の上下水道民営化市場を寡占していた「水メジャー」
2 世界の上下水道民営化市場
2.1 上下水道事業の再公営化の動き
2.2 水道会社の世界市場シェア
2.3 世界最大の水企業誕生・・ヴェオリア社とスエズ合併
2.4 世界各国の海外水ビジネス戦略
3 日本の海外水ビジネス戦略

【市場編】
第9章 飲料ビジネス
1 国内の飲料市場
2 機能性飲料の市場
3 乳酸菌飲料
3.1 概要
3.2 市場動向
4 茶飲料
4.1 概要
4.2 市場動向
5 果実・野菜・スムージー飲料
5.1 果実飲料
5.2 野菜系飲料
5.3 スムージー飲料
5.4 大豆飲料
6 美容飲料
6.1 概要
6.2 市場動向
7 清涼飲料水・炭酸飲料水
7.1 清涼飲料水
7.2 炭酸飲料水
8 スポーツドリンク・エナジードリンク
8.1 スポーツドリンク
8.2 エナジードリンク
9 ゼリー飲料
9.1 概要

第10章 水処理装置設備の市場と技術
1 水処理装置・設備(総論)
1.1 水処理装置・設備と原水
1.2 水処理の種類
1.3 水処理装置・設備の運用形態
2 医療用滅菌・消毒器
2.1 概要
2.2 市場動向
3 次亜塩素酸水生成装置・カテキン殺菌
3.1 次亜塩素酸水生成装置
3.2 カテキン殺菌
4 日本の水処理技術と水道事業の輸出
5 浄水(上水道・地下水)ビジネスと装置・設備
5.1 上水道の分類と水質改善
5.2 水道施設の更新と水道事業の民営化
5.3 原水としての地下水の利用
6 下水道ビジネスと装置・設備
6.1 下水道の現状
6.2 下水道の処理方法と処理技術
6.3 下水道装置・設備の市場動向
7 再利用水ビジネスと装置・設備
7.1 水資源としての再生水
7.2 下水処理水の再利用と市場
7.3 水処理方法(再利用方式)と装置
7.4 再生水の利用促進のための方策
8 海水淡水化装置と市場
8.1 海水淡水化の概要
8.2 海水淡水化装置の現状
8.3 海水淡水化の企業動向
9 産業用水処理装置と市場
9.1 産業用水の現状
9.2 工業的純粋の製造と処理方法・装置
9.3 産業用水処理装置の市場
10 浄化槽と市場
10.1 概要
10.2 浄化槽の種類と市場動向
11 浄水器(家庭用・業務用)と市場
11.1 概要
11.2 浄水器の機能と製品形態
11.3 浄水器の市場動向

第11章 水処理薬品・材料の市場
1 水処理薬品の全容
2 凝集剤
2.1 金属・無機系凝集剤
3 有機系高分子凝集剤
3.1 ポリアクリルアミド
3.2 第4級アンモニウム塩
4 塩素系酸化剤
4.1 塩素ガス・液体塩素
4.2 次亜塩素酸ナトリウム
4.3 二酸化塩素
4.4 次亜塩素酸カルシウム(さらし粉,高度さらし粉)
4.5 塩素化イソシアヌル酸
4.6 クロラミン
5 酸素系酸化剤
5.1 オゾン
5.2 過酸化水素
6 還元剤
6.1 ヒドラジン(ヒドラジン水和物,水加ヒドラジン)
6.2 亜硫酸ナトリウム
6.3 亜硫酸水素ナトリウム
7 その他の水処理薬品
7.1 ろ過助剤
7.2 けいそう(珪藻)土
7.3 キレート剤
7.4 シリコーン消包剤
8 微生物制御・スライムコントロール剤
8.1 過酢酸
8.2 イソチアゾロン系化合物
8.3 2,2-ジブロモ-2-シアノアセトアミド(DBNPA)

第12章 水処理用イオン交換膜・分離膜
1 イオン交換膜
1.1 概要
1.2 市場動向
1.3 企業動向
2 イオン交換樹脂
2.1 概要
2.2 市場動向
2.3 企業動向
2.4 価格
3 活性炭
3.1 概要
3.2 市場動向
3.3 企業動向
3.4 価格
4 水処理用分離膜・ろ過膜
4.1 概要
4.2 MF 膜(Micro Filtration Membrane;精密ろ過膜)
4.3 UF 膜(Ultra Filtration Membrane;限外ろ過膜)
4.4 NF 膜(Nano Filtration Membrane;ナノろ過膜)
4.5 RO 膜(Reverse Osmosis Membrane;逆浸透膜)
4.6 企業動向

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