プラスチック製品の安全率設定に対する考え方を述べた上で、安全率を高めるための設計・成形技術と最適材料の選定について解説

プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定【WEBセミナー】
―安全率を高めるための着眼点―

セミナー概要
略称
プラスチック強度設計【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250208
開催日時
2025年02月21日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
本間技術士事務所 所長 本間 精一 氏
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,020円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
※資料付
※講義中の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
材料開発、製品設計、成形、品質保証、営業などに関係される方々
習得できる知識
・プラスチックの安全率設定に影響する諸要因を網羅的に習得できる。
・プラスチックの安全率設定に関する考え方を把握できる。
・安全率を高めるための材料選定ポイントを習得できる。
趣旨
 金属製品では安全率を設定し、破壊応力を安全率で除した許容応力を設計応力として強度設計するのが一般的である。しかし、プラスチック製品は粘弾性特性、環境劣化、設計・成形などが関係するので、単に安全率だけで強度設計することは困難である。そのため、各種破壊強度をもとにした設計応力(許容応力)に加えて、環境劣化や設計・成形時の強度低下を考慮して設計しなければならない。また、プラスチックは種類や品種が多いので、それらの特性を理解した上で、最適な材料を選定することも大切である。
 これらの観点からプラスチック製品の安全率設定に対する考え方を述べた上で、安全率を高めるための設計・成形技術と最適材料の選定について解説する。
プログラム

1.プラスチック強度に関する基本特性
 1.1 強度発現機構
 1.2 破壊様式と破壊機構
  (1) 延性破壊
  (2) 脆性破壊
 1.3 粘弾性特性
  (1) 応力緩和
  (2) クリープ
 1.4 非晶性プラスチックと結晶性プラスチック
 1.5 強度に影響する要因
  (1) 分子量
  (2) 温度
  (3) 応力の種類
 
2.プラスチック製品の安全率設定
 2.1 安全率とは
 2.2 プラスチックの安全率設定
 
3.強度特性と安全率、許容応力
 3.1 強度特性
  (1) 静的強度(引張、曲げ)
  (2) 衝撃強度
  (3) クリープひずみ、クリープ破壊強度
  (4) 疲労強度
 3.2 各強度に対応する安全率、許容応力
 
4.応力亀裂と許容応力
 4.1 プラスチックの応力亀裂
 4.2 ストレスクラック
  (1) ストレスクラック性の評価法
  (2) 評価事例
  (3) 許容応力
 4.3 ケミカルクラック
  (1) ケミカルクラック性の評価法
  (2) 評価事例
  (3) 許容応力

5.環境劣化
 5.1 熱劣化
  (1) 熱劣化の原理
  (2) 熱劣化の寿命予測法
  (3) 安全設計対策
 5.2 紫外線劣化
  (1) 紫外線劣化の原理
  (2) 促進曝露試験による寿命予測
  (3) 安全設計対策
 5.3 薬品劣化
  (1) 薬品に対する挙動
  (2) 耐薬品性評価法
  (3) 安全設計対策
 
6.安全率向上のための材料選定
 6.1 強度と材料選定
  (1)  静的強度(引張、曲げ)
  (2) 衝撃強度
  (3) クリープひずみ、クリープ破壊強度
  (4) 疲労強度
  (5) ストレスクラック、ケミカルクラック
 6.2 耐熱性と材料選定
  (1) 荷重たわみ温度
  (2) 強度・弾性率の温度特性
  (3) 熱劣化温度
  (4) 耐寒性
 6.3 耐候性と材料選定
 6.4 耐薬品性と材料選定
 
7.設計、成形上の留意点
 7.1 ウェルドライン
  (1) ウェルドラインタイプと強度低下要因
  (2) 安全設計、成形対策
 7.2 残留ひずみ/残留応力
  (1) 残留ひずみと残留応力
  (2) 残留ひずみの種類と発生原理
  (3) 安全設計、成形対策
 7.3 応力集中
  (1) 応力集中原理
  (2) 応力集中源の発生要因
  (3) 安全設計、成形対策
 7.4 射出成形における強度低下
  (1) 強度低下要因
  (2) 成形条件対策

□ 質疑応答 □

関連するセミナー
関連する書籍
関連するDVD
関連する通信講座
関連するタグ
フリーワード検索