2025年01月23日(木)
10:00~16:00
2025年01月24日(金)
10:00~16:00
千代田化工建設(株) 技術本部 設計安全・防消火・環境部 上田邦治 氏
《専門》
石油・化学プラントの災害想定、リスク評価、QRA (定量的リスクアセスメント)、安全設計。例えば、HAZOP, HAZID, FTA, ETAなど。漏洩・大気拡散・火災・爆発などの影響解析、NOxやSOxの大気拡散、インターロックシステムの信頼性解析、気液二相流の安全弁の計算、粉じん爆発対策、爆発危険場所など。
《活動等》
安全工学会主催セミナー講師、消防大学校危険物科講師、石油学会保安分科会委員、化学工学会安全部会運営委員
非会員:
70,400円
(本体価格:64,000円)
会員:
66,000円
(本体価格:60,000円)
学生:
70,400円
(本体価格:64,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で70,400円(税込)から66,000円(税込)へ割引になります。
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よくある質問
8名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
グループ演習では、オンライン上であっても受講者全員に発言頂けるよう講師が配慮致します。また、演習での議論を記録する「書記」の役を受講者に順に担当頂きます。書記の方には、ご自身のパソコンを使ってExcelシート(事前配布予定)に入力し、それをZoom上で画面共有して頂きます。希望者にはZoomの操作を確認する場を設けますので、セミナー申込時または別途メールでご連絡下さい。操作確認の日時はご都合に合わせて別途調整致します。
受講者が化学工学、蒸留塔、P&IDに関して多少の知識を有することを前提に講義致しますが、これらの知識に自信がない方の受講も歓迎致します。
本セミナーでは、初めに座学としてHAZOP (ハゾップ)の手法を解説し、続いてグループ演習を行います。グループ演習では、蒸留塔の簡易なP&ID (配管計装線図)を使って、実際のHAZOPに近い形で、「流れなし」「流量増」「温度高」などのプロセス異常(これをHAZOPでは「ずれ」と言う)を想定して、その原因を特定し、さらに影響・結果を特定して行きます。また、グループ演習では、受講者全員に交代でHAZOPリーダーと書記を担当して頂きます。この経験を通じて、HAZOPのポイントを再確認して頂ける、また、HAZOPを実感して頂けると考えています。
《1日目》
1.座学―定常HAZOPの概要
1.1P&ID (配管計装線図)の読み方
1.2HAZOPの方法、手順
1.3HAZOPガイドワード
1.4HAZOPワークシート
1.5ノードの分割
1.6ずれの原因の典型例 (例えば、ダブルフェールは想定しないことを基本とすることなど)
1.7影響・結果の典型例
1.8安全対策の典型例
1.9全体演習
2.定常HAZOPグループ演習
3.座学―定常HAZOPの補足説明
3.1事故事例へのHAZOPの適用例
3.2HAZOPの法的位置付け
3.3HAZOPリーダーの役割とワークショップの進め方
《2日目》
1.座学―非定常HAZOPの概要
1.1定常HAZOPと非定常HAZOPとの違い
1.2手順HAZOPとバッチ反応HAZOPとの違い
2.定常HAZOPグループ演習
3.座学―リスクマトリクスによるリスク評価(LOPAの入門)
3.1高圧ガス保安協会の『リスクアセスメント・ガイドライン』によるリスク評価の概要
3.2HAZOPで特定されたシナリオの発生頻度の計算方法
3.3高圧ガス保安協会の『リスクアセスメント・ガイドライン』に載っていない発生頻度データの紹介
4.希望者向け個別相談
受講者から希望があれば、受講者別または会社別に時間を設けて質問にお答えします。業務上のHAZOPに関する相談にも結構です。
《1日目》
1. 座学 定常HAZOPの概要 1時間
2. グループ演習 3.5時間
3. 座学 定常HAZOPの補足説明 30分
《2日目》
1. 座学 非定常HAZOPの概要 30分
2. グループ演習 4時間
3. 座学 リスクマトリクスを用いたリスク評価 30分
4. 終了後 希望者向け個別相談 30分~1時間
石油プラント、化学プラント、HAZOP、プロセス安全性解析、リスク評価、リスクアセスメント