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第1講 品質管理の考え方・品質保証における検査の役割
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<趣旨>
第1講では品質管理・品質保証の概念・考え方を説明いたします。次に品質管理・品質保証の中で検査がどのような役割を果たしているか、そして検査における外観検査の位置付け・果たすべき役割について学んでいただきます。また、外観検査は官能検査(人間の五感を活用する検査)のひとつですが、官能検査のあいまいさを極力排除する必要があります。その排除方法や考え方についても学んでいただきます。
<プログラム>
1.品質管理と品質保証
1-1.品質とは何か
1-2.品質管理の考え方
1-3.品質保証の考え方
1-4.品質とコスト
1-5.管理のサイクル
2.品質保証と検査
2-1.品質保証における検査の役割
2-2.検査種類
2-3.検査工程における外観検査の果たす役割
2-4.gai検査方法の選択について
2-5.全社的課題として外観品質に取り組もう
3.外観検査・官能検査のあいまいさ
3-1.官能検査について
【演習問題】
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第2講 外観目視検査の適切な進め方と実施手順
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<趣旨>
第2講では実際に外観目視検査を行うにあたって、押えておかなければならなにポイントと手順を学んでいただきます。
<プログラム>
1.検査基準の明確化および設定
1-1.基準の定量化
1-2.定性的基準の問題点
1-3.基準の規定方法
1-4.「無きこと」基準のあいまいさ
1-5.検査基準の表現方法例
1-6.検査基準の設定手順
2.見本の準備
2-1.検査員の理解と見本の必要性
2-2.見本の種類
2-3.限度見本の使い分け
2-4.限度見本の作成方法
2-5.限度見本の工夫
2-6.限度見本の掲示方法
2-7.限度見本を掲示する場所
2-8.限度見本の更新管理
2-9.見本の管理要領
3.検査方法手順の決定
3-1.標準化を図る
3-2.検査手順の決定
3-3.検査の動作手順
3-4.検査の観察条件と姿勢
3-5.検査のスピード
4.精度を上げる、効率を高める検査環境の作り方
4-1.検査環境設定の考え方
4-2.温度・湿度
4-3.照明
4-4.机・椅子
4-5.音
4-6.効率を高めるための休憩時間の設定
4-7.精度を高めるための検査員の健康管理
5.検査員への教育
5-1.適性判断の要否
5-2.初期選択の要件
5-3.検査員によるバラツキはなぜ起きるのか
5-4.初期教育・訓練
5-5.仮認定と適性有無の判断
5-6.外観検査の実施
5-7.本認定
5-8.定期認定と定期教育
5-9.資格認定制度と認定の取消・解除
6.検査のすり抜け防止・精度を上げる事例紹介
6-1.検査基準のビジュアル化
6-2.心理的要因の排除
6-3.検査した品物を再検査できる体制にする
6-4.不良率の低いものは発見されにくい(不良品による刺激を与える)
6-5.検査を単純化する
6-6.判断区分の追加
7.外観検査実施上の管理・システム
7-1.必要なルール・システム
7-2.顧客から信頼されている検査員を作れ
【演習問題】
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第3講 外観検査結果の活用およびクレーム対応
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<趣旨>
工程での作り込みを支援するために検査データを活用することが重要です。第3講では検査データのフィードバックとそれの前提となるロットトレース方法について学んでいただきます。
<プログラム>
1.ロットトレース
1-1.ロットトレースとは
1-2.ロットトレースの目的
1-3.具体的なロットトレース方法
1-4.現品票
1-5.各工程の台帳管理
2.外観検査で必要な検査データ
3.外観検査データのフィードバック
3-1.フィードバックの方法
3-2.製造工程へのフィードバック
3-3.検査員へのフィードバック
3-4.検査工程・方法改善のためのフィードバック
4.外観クレームの対応方法
4-1.顧客クレーム対応の目的
4-2.顧客クレームの対応
4-3.外観クレームの多くはコミュニケーションで解決できる
4-4.保証できる範囲を明確にしておく
【演習問題】