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自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき 【LIVE配信】

※アーカイブ配信(期間:5/19~5/26)のご視聴を希望される方は、【こちらのページ】からお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
電磁波シールドめっき【WEBセミナー】
セミナーNo.
250592
開催日時
2025年05月15日(木) 13:00~16:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
塚田理研工業(株) 新素材開発事業推進室 室長 塚田 憲一 氏
 ※吉野電化工業(株) 顧問
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  38,500円 (本体価格:35,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
 ・1名申込の場合、49,500円(税込)→38,500円(税込)
 ・2名同時申込の場合、合計99,000円(税込)→合計49,500円(税込)
   ※両名の会員登録が必要です。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
趣旨
 通信技術の高速化、自動車のEV化、それらの部品には多くのプラスチック素材が使われています。プラスチックは複雑な形状で大量生産ができ、部品の軽量化ができますが電磁波シールド効果がありません。コネクター等に量産が始まったガラス強化PBTの電磁波シールドめっきが本格化し、5GのMID部品に使われるSPS(シンジオスタチックポリスチレン等装飾めっきでは使われなかったプラスチックのめっきが高周波対応のアンテナに検討が始まっている。  
従来、めっきが難しかったPPS、芳香族ナイロン、PBTやPPもABSと同じように量産化できる技術を開発した。 自動車の電磁波シールド規制範囲はOA機器が30MHz-1GHzの範囲であるのに対し、100kHz-6GHzで、OAの波長範囲では無電解銅1-2,5μの無電解ニッケル0,25μのめっきで良好なシールド効果が得られるが、100kHz―200kHz低周波磁界波のノイズは無電解めっきではシールドシールド効果が得られず、電気銅10μ以上パーマロイめっき10μ以上でシールド効果が得られる。放熱効果も得られる。
 環境対応のめっき技術も進んでいる。装飾プラスチックめっきしたABSは樹脂のリサイクル―金属回収はすでに始まっているが、無電解シールドめっきは容易に樹脂回収ができる。リサイクルカーボン繊維の糸めっきや不織布のめっきも可能になり、フィルムと積層し、良好なシールド効果が得られた。ナイロンPEI、ではすでに実現したが、クロム酸を使わないめっき方法の検討も進めている。
プログラム

1.電磁波シールドの目的、イミュテイとエミッション、ESD

2.プラスチックの電磁波シールドめっきの歴史
 2-1 電磁波規制と無電解めっきによる電磁波シールドめっき
 2-2 OA電子機器の電磁波規制と波長(30MHzー1GHz)
 2-3 範囲の広い自動車における電磁波規制波長(100kHzー6GHz)
 2-4 電磁波シールドめっきの量産実績
 2-5 本格的に始まったPBTGF30%のシールドめっき
 2-6 PPの電磁波シールドめっき
 2-7 完成したPPSめっきグレード

3.電磁波シールド効果の測定法と理論
 3-1 近傍界、遠方界の概念
 3-2 シールド効果(反射効果。吸収効果、内部効果)
 3ー4 シールド効果dBと減衰率
 3-5 近傍界の測定法、KEC法と電磁波シールドめっき
 3-6 近傍界低周波磁界波、アドバンテストによる電磁波測定
 3-7 遠方界の測定法、同軸法と電磁波シールドめっき

4.無電解めっきの電磁波シールド効果と特徴
 4ー1 遠方界のシールド効果 1GHzー6G㎐ 3mmのアルミ板と同等のシール
 4-2 近傍界のシールド効果 30MHz-1GHz高いシールド効果
 4-3 均一で入り組んだ部分でもめっきできる。良好なグランド性
 4-4 高い生産性、装飾プラスチックめっきの3倍以上の高い生産性
 4-5 ASTMの電磁波シールドめっきの規格

5.低周波磁界波にシールド対策
 5-1 電気銅+パーマロイめっき低周波磁界波のシールド対策(100-200Hz)
 5-2 500-100kHzのシールド効果の測定
 5-3 厚膜電気銅めっきの放熱効果

6.高周波部分めっき、5Gに使われる片面シールドめっき
  6ー1 プラスチックめっきを利用した。79,5GHz電磁波吸収
  6ー2 プラスチックめっきを利用した新しいMID技術

7.銀鏡反応を利用した高周波のシールドめっき技術
 7-1 片面シールド高周波1-6GHzのシール

8.シールドめっきできるプラスチック材料
 8-1 PPベースシールドめっき材料(長繊維ガラス強化グレードを含む)
 8ー2 コネクターに量産実績がガラス30%強化PBTへのめっき
 8-3 フィラー強化6-ナイロンのシールドめっき
 8ー4    ガラス50%強化芳香族ナイロンのめっき
 8-5 自動車内装に使う超耐熱ABS、PC/ABSのめっき
 8ー6 高周波特性のいいSPS(シンジオスタチックポリスチレン)のめっき
 8-7 ガラス強化フィラー強化LCPのめっき
 8-8 ポリエーテルイミドのめっき
 8-9 熱硬化フェノール樹脂のめっき
 8ー10 繊維のシールドめっき(ポリエステル繊維、アラミド繊維)
 8-11 量産化したPPSのめっき
 8-12 リサイクルPETのめっき
 8ー13 熱伝導PBTのシールドめっき

9.電磁波シールドめっきの品質
 9ー1 無電解めっきの抵抗の測定と膜厚の関係
 9ー2 無電解めっき―テープによる密着試験
 9-3 長期熱サイクル試験、(無電解めっきの展性が悪いワレ)
 9-4 耐食性試験-長期湿度試験   自動車部品のCCT試験

10.金属の電磁波シールドめっき
 10-1 マグネシウム合金のシールドめっき
 10ー2 アルミダイキャストのシールドめっき
 10-3 薄肉で低周波のシールドができ放熱効果が優れた銅鉄合金

11.金属をインサートしたプラスチックのシールドめっき
 11ー1 真鍮、銅鉄合金の前処理―無電解ニッケル、無電解パーマロイのめっき
 11ー2 インサートする金属への接着剤塗布

12.電磁波シールドめっきと環境
 12ー1 めっきに使う金属の工程内回収
 12ー2 リサイクルPETのめっき
 12ー3 植物由来のプラスチックのめっき
 12ー4 シールドめっきのプラスチック、金属回収
 12-5 環境にやさしいめっき工程の開発
 12-6 リサイクルカーボン繊維のシールドめっき

13.プラスチックの電磁波シールドめっき本格量産に向けて

【質疑応答】

キーワード
めっき,メッキ,鍍金,電磁波,電波,シールド,遮蔽,自動車,通信,講座,研修,セミナー
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