信頼性物理に基づく信頼性創り込みと信頼性試験技術【アーカイブ配信】

こちらは5/28実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

セミナー概要
略称
信頼性試験【アーカイブ配信】
セミナーNo.
2505103A
配信開始日
2025年05月29日(木)
配信終了日
2025年06月11日(水)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
(株)リコー 先端技術研究所 シニアプロフェッショナル/
電気通信大学 情報理工学研究科 情報学専攻 客員研究員 博士(工学)
門田 靖 氏

【専門】
デバイス・材料の信頼性物理
【学歴】
1981年 東京都立大学理学部物理学科卒業
2016年 電気通信大学情報システム学研究科社会知能情報学専攻 博士(工学)取得
【職歴】
1981年 (株)リコー入社 同年本社品質保証部門信頼性部署配属 
以後 電子デバイス及び電子写真の信頼性技術業務に従事
2003年 信頼性技術業務に加えて品質戦略業務に従事
2012年 信頼性技術業務,品質戦略業務に加えて,環境安全及び製品安全技術業務に従事,
2016年 新規デバイスの研究開発業務
主な外部活動歴)
1987年~現在 一財)日本科学技術連盟関連 現信頼性関連講座講師/運営小委員長
1989年~現在 日本信頼性学会 監事/前会長/元副会長/
1984年~2002年,2024~現在 
一財)日本電子部品信頼性センター 故障物理研究委員会 研究委員
1992年~1994年 大阪大学 工学部電子工学専攻(大学院) 非常勤講師
1994年~2006年 独法)日本学術振興会ナノプローブテクノロジー167委員会 研究委員/副委員長
2014年~現在 地独)都立工業技術研究センター 信頼性安全技術研究会 副会長
2021年~現在 電子情報通信学会 信頼性専門委員長 委員長/前副委員長
2023年~現在 独法)高齢・障害・求職者支援機構 高度ポリテクセンター 講師
【主な著書】
2022年 信頼性物理;日科技連出版
2012年 信頼性と安全性; 日科技連出版
2008年 APPLIED SCANNING PROBE METHODS X/ Biomimetics and industrial applications Applied Scanning Probe Methods;Springer Science and Business Media
2007年 ROADMAP OF SCANNING PROBE MICROSCOPY;Springer Science and Business Media
2002年 走査型プローブ顕微鏡-基礎と未来予測;丸善株式会社
【主な査読論文・国際シンポジウム報告】
2023年 “Considerations for the failure mechanism of Time-Dependent Dielectric Breakdown in various dielectric layers.”, The Korean Reliability Society Symposium, 23.November
2016年 “潜在リスク抽出のための事故情報解析技法の提案”, 信頼性, 日本信頼性学会, 1月
2014年 “The proposed technique of looking down the product safety level of safety standards and accident information”, International Conference on Quality, ICQ’14
2001年 “Microscopic Observation of Pb-Free Solder Joint Interface”,2nd International Symposium on Environmentally Conscious Design and Inverse Manufacturing
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

※LIVE配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合
 会員価格で1名につき55,000円(税込)、2名同時申込で66,000円(税込)になります。
 メッセージ欄に「LIVEとアーカイブ両方視聴」と明記してください。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
・こちらは5/28(水)実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。
・配信開始日までにセミナー資料、閲覧用URL(※データの編集は行っておりません)をお送りします。
・セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・信頼性技術が必要な製品開発ステージにおいて、研究開発、製品設計、工程設計、品質保証、技術営業、サービスに携わっている技術者・研究者
・特に経験年数は問いません。
必要な予備知識
・企業(含販売会社)や団体において製品のQAステップに関係されている技術者であれば、特に予備知識は必要ありません。
・可能であれば3年程度の実務経験があれば理解が深まります。
習得できる知識
信頼性を物理的に保証する為の基本技術及びプロセスを学ぶことができ、特に新規技術や新規事業参入に対して信頼性を創り込むことに対する道筋が理解できます。
具体的には故障をあくまで物理的に捉えられることで、あらゆる分野の部品/構造の信頼性について優劣を判断することができるようになっていただく事を実感いただけます。
趣旨
 企業は新しい価値を創造し新規事業の創出活動に注力する為には、未知技術の社会実装の為に信頼性創り込みが必須であり、信頼性物理に基づいた信頼性検証・設計が王道であります。しかし信頼性試験は大変手間/コスト/時間が掛り、実現が非現実的と考えられています。
 そもそも信頼性試験とは“ストレスを長時間印加し、故障するか否かにより判定する検査の一つ”と思ってませんか? 確かに信頼性創成期には“信頼性試験とは部品に高温・高湿ストレスを千時間以上印加し、所望の信頼性を満足するか否かを判定する”という側面に脚光が浴びていました。しかし近年の信頼性試験はTEG(Test Element Groups)、ストレス種、劣化する計測特性等、様々な新たな技術やインフラを整備し信頼性評価・検証を行い、従来のノウハウ・データと新たなデータでデジタルモデルを構築し、物理的且つデジタルモデルに基づき信頼性保証しています。
 本講演では“信頼性”と“信頼性創り込みの全体像”を確認した後、“信頼性試験技術”について主として“信頼性物理”の側面から詳細解説します。特に信頼性試験で検証できるのは個別の故障メカニズムであり、寿命は物理的反応速度に基づき説明されることを様々な例を使って説明いたします。本講座を通して皆様が、故障を物理的メカニズムとして信頼性物理に則り理解されることに注力致します。そして皆様が信頼性物理に基づいた信頼性試験等を企画・開発・実行し、信頼性が創り込めている確信を持てる事が最重要である事を理解頂ければ幸いです。
プログラム

序.社会情勢の変化と信頼性の必要性

1.信頼性概論
    1-1. 品質と信頼性
        (1)品質,信頼性と安全性
        (2)信頼性工学体系
    1-2. 信頼性用語と代表的特性値
        (1)信頼性用語と特性値
        (2)信頼性基本概念
    1-3. 信頼性目標の重要性
        (1)信頼性目標とは
        (2)実際の信頼性目標の運用

2.信頼性創り込みと物理的検証技術
    2-1. 信頼性創り込みと検証
    2-2. 信頼性検証技術
        (1)統計的検証技術
        (2)知識・経験的検証技術 
        (3)物理的検証技術
    2-3. 信頼性試験,物理的故障解析と信頼性物理
        (1)信頼性物理と信頼性試験
        (2)信頼性物理と物理的故障解析

3.基本的な信頼性物理
    3-1. 故障メカニズムと律速反応
    3-2. 主な加速要因
        (1)温度加速性
        (2)湿度加速性
        (3)応力加速性
    3-3. 故障メカニズムの物理/化学反応
        (1)表面/界面での反応
        (2)化学的酸化・腐食
        (3)電気的破壊
        (4)機械的破壊
        (5)複合ストレスモデル

4.信頼性試験の適用
    4-1. 製品開発ステップの中での信頼性試験
        (1)信頼性試験に対する3つの側面と誤解
        (2)目的別信頼性試験
        (3)製品開発ステップ別信頼性試験
    4-2. 信頼性試験の種類と注意点
        (1)環境試験
        (2)温度湿度試験
        (3)複合環境試験

5. 標準化とデジタル化への対応

キーワード
信頼性試験,信頼性物理,故障解析,品質管理,セミナー,研修,講演
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