食材・生体適合材から太陽電池・半導体分野などでの高機能素材の創出手段:
超臨界二酸化炭素(CO2)と工業的利用【WEBセミナー】
~ 基礎から適用技術の実際まで ~ 何ができ、何が必要か?

セミナー概要
略称
超臨界二酸化炭素【WEBセミナー】
セミナーNo.
cmc241201
開催日時
2024年12月03日(火) 13:30~16:30
主催
(株)シーエムシー・リサーチ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
神鋼エアーテック(株) 山形 昌弘 氏

【講師経歴】
1979年 ㈱神戸製鋼所 入社。
1985年 化学プロセス・経済性評価法、フィジビリティスタディ(F/S)を米企業留学で習得。
1990年~2009年 超臨界流体(CO2&H2O)プロセスの研究・開発、プラント基本設計、製作、
         試運転業務を中心に新規化学プロセスの開発・ 実用化業務に従事。
1998年 研究レベルから約3千倍スケールアップした実用超臨界水プラントを設計・稼動。
2009年~ 神鋼エアーテック㈱にて、超臨界流体プロセス・プラント業務の神戸製鋼Gr 全体の
      取り纏め・業務遂行と共にその他ガス分離装置他販売も含めた業務に従事。
【専門および得意な分野】
化学工学、ガス分離プロセス設計、超臨界流体プロセス開発/設計・スケールアップ/実用化設計(試運転&評価)、化学プロセス・経済性評価法、フィジビリティスタディ(F/S)
【研究歴】
超臨界流体 (CO2&H2O)関連の活動歴32年間(神戸製鋼グループとして)
【特許出願】
120件以上 (内講師43件(共同含む))
【公表文献類】
約90報(内講師24報(共著含む))
【最新解説記事】
月刊技術誌「セラミックス」Vol.53,No.1号(2018)「自然溶媒に二酸化炭素を利用したセラミックス製造における超臨界二酸化炭素・脱バインダー技術」
【対外受賞歴】
・超臨界二酸化炭素による粗製エタノール中の不純物分離及びエタノールの精製(分離技術会)
・超臨界水を利用したTDI残渣のケミカルリサイクルプロセスの工業化(化学工学会)
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 39,600円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
1名につき 44,000円(税込)※ 資料付

メール会員登録者は 39,600円(税込)
★【メール会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員がメール会員登録していただいた場合、1名あたりの参加費がメール会員価格の半額となります。

★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
備考
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
講座の内容
受講対象・レベル
・高機能素材創出のための新規技術を探している方 (食材、高分子材、化成品、無機材 他)
  https://shinko-airtech.com/supercritical/apply_table.html を参照下さい!
・新たな機能・付加価値を付与する技術を探している方
(生体適合、導電、ホール材、コンポジット 他)
・環境負荷低減、脱有機溶媒化を検討している方 (NIKE社推進の無水染色、皮革なめし 他)
・超臨界二酸化炭素とは何か、何ができるのか知りたい方
(自然界に多量に存在するユニークな溶媒)
・超臨界二酸化炭素の研究・開発を検討・推進している方 (「想定外」でないプロセス構築 他)
習得できる知識
超臨界二酸化炭素の基礎から適用技術の実際まで。超臨界二酸化炭素で、何ができ、何が必要か?(セミナー参加対象者が探している・検討している物へのヒント)
趣旨
 スポーツフットウェアの世界的企業ナイキ社 NIKEが、”製造革命”:「アスリートと地球環境の両方に貢献する」ためと称し、自然溶媒の超臨界二酸化炭素(CO2)による新規染色技術“ColorDry”を台湾で実用化展開したと発表し、アディタス社、イケア社も展開しています。
 新規高機能素材の創出を目的とした研究開発が、食品・医薬品・生体適合性分野、導電性付与・太陽電池・半導体なども含め樹脂・無機物・金属などの幅広い産業素材分野を対象に行われています。自然溶媒で環境に優しいユニークな超臨界 CO2流体の基礎特性と特異性を紹介し、海外で進んでいる実用化事例も含め、利用・適用分野を俯瞰します。神戸製鋼グループでの25年以上のプロセス開発・実用化開発での蓄積から、具体的な自社開発・適用事例を示し、実践経験に基づいた工業的利用時のプロセス開発の実際とポイントを紹介すると共に、新しい高機能素材創出のシーズ・ヒントを紹介します。
プログラム

1. はじめに
  
2. 超臨界二酸化炭素(CO2)の特異性と適用分野の外観

 2.1. 超臨界CO2の特異性
 2.2. 超臨界CO2の適用分野の外観(開発・実用化状況)
  
3. 超臨界二酸化炭素(CO2)とは?
 3.1. 超臨界CO2の基本物性と特色
 3.2. 超臨界CO2の代表的な物性値
 3.3. 超臨界CO2の溶解度パラメータ、代表的な相平衡、溶解度
  
4. 神戸製鋼Grの”プロセス開発事例”の紹介 【用途展開例】
 4.1. 高圧抽出、食品分野への適用 【食材,健康食品素材,脱コレステロール】
 4.2. 粗留エタノールの”連続”精製・濃縮プロセス 【化成品,潤滑油】
 4.3. 半導体洗浄プロセス 【ウエハ,医療用材料,クリーニング】
 4.4. 高分子材の機能化処理(成膜・含浸)【樹脂,多孔質体(太陽電池・木材),
          食材プラスチック無電解めっき染色,生体適合性,導電性,含浸/発泡】
 4.5. 界面張力フリー・非凝集乾燥(エアロゲル他) 【多孔体,断熱材,ナノ粒子,食材】
  
5. 超臨界二酸化炭素を利用したその他の応用分野
 5.1. 食品分野での大容量抽出処理プロセス 【お米からの農薬・重金属除去】
 5.2. 超臨界CO2滅菌 【常温近辺での殺菌,オレンジジュース】
 5.3. 貴金属、金属酸化物の抽出 【廃触媒等からの貴金属類の直接回収】
 5.4. 金属薄膜形成、電気めっき 【CVD代替,ウエハ銅めっき】
 5.5. 微粒子製造 【マイクロカプセル,複合粉体,含浸】
  
6. 超臨界二酸化炭素利用工業装置:実験室から工業化へ 
  (スケールアップ、「想定外」でない装置にするための必要要件)
  
7. おわりに<質疑応答>

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