2025年03月18日(火)
10:30~16:30
コンサルティングエンジニア(技術士:化学部門、登録番号92902号)金子 隆 氏
現在、企業の技術顧問やWeb教材、専門書の執筆、講演などで活動中。
【略歴】
1985年 大学院修士課程修了(東京理科大学)
1985年 中堅化学メーカ 入社(1991年希望退職)
1991年 医療機器メーカ 入社(2019年12月定年退職)
・国産初の治療用カテーテルの商品開発(上市)
・新技術開発/社内コンサル(グローバル対応)
・社内業務表彰 3度受賞(グローバルアワード)
2018年 4月 技術士登録(化学部門)
2020年 1月 金子技術士事務所開設(コンサルティングエンジニア)
2023年 9月 日本技術士会 国際委員会委員及び化学部会幹事
【所属学会】
日本技術士会、プラスチック成形加工学会、創造工学研究会
【著書】
株式会社 コガク e-ラーニング「化学Ⅰ、Ⅱ」(2022年)
図解「押出成形入門」(2022年)アマゾンオンデマンド出版
【専門分野】
プラスチック成形加工(押出成形)、樹脂材料評価、成形不良診断、医療機器開発他
非会員:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
学生:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
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よくある質問
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
資料付き【郵送します】
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、
こちらからミーティング用Zoomクライアントを
ダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)
セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたに
ついては
こちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始
10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加
ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
プラスチックの成形加工に携わる研究者や生産技術者が対象(単軸押出;チューブ、シート、フィルム他)。これから押出成形をはじめる初心者も歓迎します。また、当日、成形不良の相談にも応じます(事前質問からお願いします。参加者と事例として共有し、当日対策案を議論しましょう。)
1.単軸押出機の原理とプラスチック
プラスチック材料の取り扱い(樹脂乾燥)、押出機の原理
2.成形トラブルの内容を共通の用語で正しく伝えられる
専門用語と内容の習得/理解(用語統一)、メンテナンスやトラブル対応
3.押出成形の基礎知識、単軸スクリュ・金型の常識
押出機選定、単軸スクリュ設計、チューブダイ選定(金型材質)等
【講師からの言葉】
メディカルチューブ(単層、ブレード補強、異形)やフィルム成形、シート成形の入門解説を行う。医療用に限らず押出成形の基本を学び直しましょう。3月下旬実施予定であり、次年度社内で押出成形の技術者教育を行いたいと考えている実務担当者様に是非ご参加頂きたいです。
【講座趣旨】
押出成形との出会いは、入社後すぐでした。ある製品の部材を材料選定と成形加工(押出成形)を指導者なしで担当する事になりました。大学院を出たばかりの小生、プラスチック(高分子)は専門外であり、とても困惑したのを覚えています。当時の先輩社員は「見て覚えろ」方式で、技術的な説明はなかったです。まるで職人芸の伝授でした。
プラスチック材料は樹脂メーカ出身者が多く活躍されています。また、射出成形は技能検定もあり教える人材が豊富です。押出成形は技能検定がなく体系だった知識を得るのが困難であり、技能伝承も容易ではないです。勢い前述のように現場で見て覚えろ方式となりやすいです。また、この分野を指導してこられた、先輩技術士(例えば井口先生や澤田先生)の方々が次々と引退されました。その結果、教える人材が不足しています。押出成形に関する成書も少ないです。
本講座は、押出成形に携わる技術者向けに技術常識を伝えたいです。暗黙知として誰も語らなかった基本原理から解説します。「押出成形技術入門」と題して、高分子材料や単軸押出機の概要、成形不良と原因、CAEによる流動解析等について解説します。
単に押出成形を知るにとどまらず、押出技術、また、成形加工学の入り口となり、若手技術者の疑問に少しでも役に立てれば幸いです。
1.プラスチック材料(解説)
1-1 各種プラスチックの特徴
1-2 粘度と成形加工
1-3 ハンズオン実習:粘土で粘度を実感
2.押出成形の原理(単軸押出機)
2-1 押出機各部の名称と機能
2-2 プラスチックの可塑化
2-3 押出成形の実際(基礎)
3.金型とスクリュ
3-1 金型設計の常識
3-2 シングルスクリュの常識
3-3 樹脂別対応例
4.押出成形の不良について
4-1 代表的押出成形不良の種類と用語解説
4-2 成形不良対策例(経験例)
5.特殊押出成形技術
5-1 小口径押出機(メディカル用押出機)
5-2 異形押出や多層チューブ成形の経験例紹介
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