★単なる技術的説明に止まらず、測定に必要な情報収集から前処理、最適な手法の選択、解析方法まで具体的事例を基に解説します!
こちらは3/6実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。
1.異物問題の現状
1-1.異物の定義・種類
1-2.最近の異物発生事例と特徴
・グローバルサプライチェーンの複雑化に伴う、原材料などの品質管理の難しさ
・異物検査技術の高度化ならびにインフレ傾向に対するコスト圧力とのバランス
・サプライヤー、パートナー企業の求める仕様に応えようとした結果、異物対策が困難になるケース
・ユーザーの清潔衝動の先鋭化に伴う、混入異物に対する感度の高まり
・SNSによるデマを含めた、異物トラブル拡散に伴う企業のブランドイメージダウン
1-3.代表的な混入物質(繊維、毛髪、昆虫、カビ、その他原材料の混入)ならびにそれぞれの分析的鑑定を通じた特徴の把握と対策のヒント
2.異物の検出
2-1.濾過捕集-光学顕微鏡観察、その他検知法と留意点
2-2.X線マイクロCT等、各種検査装置
2-3.事前の情報収集ならびに混入形態の確認
・現場で起きた課題から分析の目的を明確化するには?
・現状認識での誤解が無いよう共有を図るには?
2-4.異物の分野ごとの特徴
3.異物のサンプリング
3-1.溶液中微小異物の捕集
3-2.マイクロマニピュレータシステム
3-3.ミクロトームによる試料の切片作製・面出し
4.分析法の概要
4-1.代表的手法の特徴および得られる情報
5.FT-IR分析の基礎
5-1.装置構成・測定フロー
5-2.適切な結果を得るために
5-3.スペクトルの読み方
6.その他代表的手法
6-1.走査電子顕微鏡(SEM)
6-2.電子線マイクロアナライザ(EPMA)
6-3.X線回折(XRD)
6-4.ラマン分光法
6-5.熱分解GC-MS
6-6.顕微赤外イメージング、その他
6-7.各分析法において分かる事&分からない事
7.迅速な原因解明のために
7-1.同定から個別化へ向けた、分析手法の活用
(形態的、元素的、熱物性的な違いからの識別)
8.異物対策、今からできる事
8-1.迅速に参照物質を提供・比較分析するには?
8-2.分析結果(測定スペクトル)による個別化精度を上げるには?
8-3.製造環境から混入した異物の同定精度を上げるには?
8-4.交叉汚染対策
9.問題演習(分析担当者としての心得、異物のサイズ・材質に応じた分析法の適切な選択、スペクトルの解釈などの確認)・質疑応答・個別相談会
※ 個別相談は、セミナー終了後にご希望の方を対象に行います。
※ 受講者の方には、主催より事前に相談シートをお送りします。
※ 受講者が多い場合は、相談の順番や時間を調整させていただく場合があります。