★塗膜製造効率を向上させつつ膜厚のばらつきや、気泡・しわのなどのトラブルを回避するためには?

塗布・乾燥工程の基礎と高均質薄膜作製のポイント【アーカイブ配信】

こちらは11/20実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。

セミナー概要
略称
塗布・乾燥【アーカイブ配信】
セミナーNo.
配信開始日
2024年11月22日(金)
配信終了日
2024年11月30日(土)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
(国研)物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター
          独立研究者 博士(工学) 荒井 俊人 氏

<ご専門>
 ソフトマター科学・プリンテッドエレクトロニクス

<学協会>
 応用物理学会、日本物理学会など

<ご略歴>
 2014年9月 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 博士課程修了(期間短縮)
 2014年10月 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 助教
 2017年10月 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 講師
 2022年10月 物質・材料研究機構 独立研究者(現職)
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、39,600円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
こちらは11/20に実施したWEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。

・配信開始日までに、講義動画の視聴URLとセミナー資料(PDF)をメールでお送りします。紙媒体では配布しません。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・塗膜作製に関連した研究をされている方
・塗装系メーカー技術担当者
・塗料メーカーの品質管理・研究開発担当者
・塗装技術の基礎から最新技術まで学びたい方
習得できる知識
・塗膜に関する表面・界面の科学
・レオロジーの基礎
・乾燥制御の方法と影響因子
趣旨
 基材表面に機能を付与するために、溶液の塗布により薄膜を作る方法が広く用いられています。しかしながら、塗膜製造効率を向上させつつ、塗膜厚みのばらつきや、気泡・しわの形成など、塗膜形成におけるトラブルを回避するためには、溶媒の乾燥条件や溶液を構成する材料・配合を適切に選択し、かつ温度や湿度など環境の制御も行うことが求められます。そのため、均質な薄膜を作るための技術は"経験"に立脚することも多いのが現状です。
 本講演では、こうした塗膜作製を表面科学・レオロジーなどの観点から捉え、その制御方法の指針について、最近開発されている塗膜形成方法の実例をまじえて解説します。
 
プログラム

1.はじめに
 1-1.塗装とその効果
 1-2.均一な塗膜形成の難しさ
 1-3.重ね塗りと不具合
 1-4.アプリケーションの例

2.塗布の科学
 2-1.表面を理解する
  2-1-1.固液界面における濡れと接触角
  2-1-2.界面活性剤
  2-1-3.塗りにくい表面に塗る
 2-2.溶液のレオロジーの基礎
  2-2-1.線形粘弾性
  2-2-2.塗膜の厚さと硬さ
  2-2-3.温度-時間換算則
  2-2-4.非線形レオロジー
  2-2-5.粘弾性評価法の進展

3.乾燥の科学
 3-1.乾燥制御の一般論
  3-1-1.単純溶媒の乾燥
  3-1-2.複雑液体の乾燥
  3-1-3.定率乾燥と減率乾燥
 3-2.乾燥で生じる欠陥と回避の方法
  3-2-1.スキン層形成(皮張り)
  3-2-2.塗膜形成のトラブル(くぼみ、ピンホール、しわ、色ムラ、気泡など)とその対処

4.均一な塗膜を作る技術
 4-1.微粒子分散系の例
 4-2.有機分子を用いた例
 4-3.多層膜への展開

5.まとめと展望

キーワード
塗布、塗装、塗膜、形成、乾燥、微粒子、分散、膜厚、ムラ、ピンホール、レオロジー
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