用途別の有機ELディスプレイの基礎・応用技術を紹介!
各メーカーの有機ELディスプレイ・関連部材の戦略をカバー!
韓国・中国・台湾の産業界の動向、開発戦略を探る!
注目の“マイクロLEDディスプレイ”の動向を紹介!

世界の有機ELディスプレイ産業動向
World OLED Display Industry Report

商品概要
個数

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略称
有機ELディスプレイ産業
商品No
bk8040
発刊日
2017年12月25日(月)
ISBN
978-4-904482-40-7
体裁
A4判 並製 196頁
価格
110,000円 (本体価格:100,000円)
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当社負担(国内)
価格関連備考
冊子版:100,000円 + 消費税
冊子 + PDF 110,000円 + 消費税

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(株)シーエムシー・リサーチ
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発刊にあたって
 自発光のため原理的に薄型・軽量で高画質な、究極のディスプレイ技術と呼ばれる有機ELは、小型や大型の応用製品を中心に急速に市場拡大を続けている。有機ELは、有機材料を素子に使うことから信頼性が懸念されていた。しかし、ゲーム機やスマートフォン用途をはじめとする中小型パネルの領域では、量産技術はほぼ確立した。これからは、スマートフォンのメインディスプレイに多く使われる小型パネルだけでは無く、大型化により性能を最大限に享受できるテレビ用途への本格普及も近いと思われる。
 さらに、有機ELディスプレイのフレキシブル化の進展で、基板がプラスチックとなり、このために新しい封止技術やレーザーリフトオフ(LLO)技術が採用されている。透明配線も新材料に移行し、基本性能も生産プロセス技術・生産管理も未発達の部分がまだ多く残されている。しかし最近では、サムスンがスマートフォン向けに2018年11月か12月からのフォーダブルディスプレイの製造を決定し、量産技術も確立したと思われる。
 本書では、用途別の有機ELディスプレイの基礎技術、各技術の特徴、これまでの技術開発の経緯と残された課題、ディスプレイへの応用動向、現状の生産プロセスと課題など、世界の有機ELの全般動向を網羅的にわかりやすく解説するように努めた。
 今日の有機ELの広がりは確かなものであり、ひとつの巨大な産業市場を作ってゆくことは間違いないと考える。これからの産業を支える有機ELを理解するために、本書をぜひともお役立てください。
                             服部 寿
書籍の内容
第1章 有機ELディスプレイパネルのアプリケーション、市場規模予測、投資
 1-1. 有機ELディスプレイ産業の全体動向
  1-1-1. 有機ELディスプレイの市場拡大
  1-1-2. スマートフォンの市場動向
  1-1-3. サムスンディスプレイの動向
  1-1-4. LGディスプレイの動向
  1-1-5. テレビ用有機ELパネルの市場動向
  1-1-6. マイクロLEDディスプレイ
  1-1-7. 有機EL関連部材
 1-2. 中小型ディスプレイパネルの開発と製造の動向
  1-2-1. アップルでの採用の影響
  1-2-2. サムスンディスプレイのロードマップ
  1-2-3. SID2017でのストレッチャブルOLEDなどの展示
  1-2-4. LGディスプレイ
  1-2-5. 中国のパネルメーカ
  1-2-6. 小型有機ELパネル向けの材料と部品
 1-3. 大型ディスプレイパネルの開発と製造の動向
  1-3-1. 有機ELテレビ
  1-3-2. デジタルサイネージ
  1-3-3. 透明フレキシブル有機ELディスプレイ
  1-3-4. インクジェット印刷方式のプロセス
 1-4. 自動車向けディスプレイパネルの動向
 1-5. マイクロディスプレイパネルの動向
第2章 韓国産業界の動向、開発戦略、開発課題
 2-1. 小型と中型AMOLEDパネルのプロセス装置と材料
  2-1-1. 有機EL材料
  2-1-2. 有機EL蒸着装置と蒸着源
  2-1-3. 蒸着用メタルマスク
  2-1-4. 電極材料
  2-1-5. 封止
  2-1-6. タッチパネルと偏光フィルム
  2-1-7. 粘着剤・接着フィルム
  2-1-8. カバーウィンドウ
 2-2. 大型有機ELパネルのディスプレイ構造と材料
  2-2-1. トップエミッション
  2-2-2. インクジェット印刷装置と発光材料
  2-2-3. 透明ディスプレイ
 2-3. 韓国の製造装置業界の動向
  2-3-1. 全体動向
  2-3-2. APシステム
  2-3-3. SFA
  2-3-4. ビアトロン
  2-3-5. JUSUNG ENGINEERING
  2-3-6. HBテクノロジー
  2-3-7. その他のメーカ(YAS、WONIK IPS、テス、IDC、INVENIA、Youngwoo dsp、VESSEL)
 2-4. 国の部材・材料業界の動向
  2-4-1. i-components
  2-4-2. SKC コーロンPI
  2-4-3. イノックス
  2-4-4. KOLON Industries
  2-4-5. ウェーブエレクトロニクス
  2-4-6. イグゼックス
第3章 中国産業界の市場動向、開発戦略、開発課題
 3-1. BOE
 3-2. Visionox
 3-3. EDO(上海和輝光電)
 3-4. Royole
 3-5. CSOT
 3-6. 天馬
 3-7. Truly(信利光電)
 3-8. 吉林OLED
第4章 台湾産業界の動向、開発戦略、開発課題
 4-1. AUO
 4-2. ホンハイ/シャープ
 4-3. Innolux
 4-4. アップル生産研究所
第5章 欧米の産業界の動向、開発戦略、開発課題
 5-1. Fraunhofer
 5-2. サイノラ(Cynora)
 5-3. Novaled
 5-4. UDC
 5-5. Merck
 5-6. DuPont
 5-7. Kateeva
第6章 日本の産業界の動向と戦略
 6-1. ジャパンディスプレイ/JOLED
 6-2. JOLED
 6-3. 住友化学
 6-4. 出光興産
 6-5. 新日鉄住金化学
 6-6. 三菱ケミカル
 6-7. SCREENホールディングス
 6-8. 保土谷化学工業
 6-9. Kyulux
 6-10. キャノントッキ
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