新機能ソフトマターの登場によりニーズ高まるやわらかプロセス
イノベーション!
先端ソフトマターの材料開発及び応用製品開発のエンジニア
リングが体系的に理解できるよう詳解。
やわらかものづくりの基礎概念やそのプラットフォーム化、
ソフトロボティクス、フレキシブルエレクトロニクス、生体・
医療材料、土木・建築など多様な分野へ活用するための、やわら
かものづくりの産業技術・評価技術を網羅。
第1部 やわらかものづくり学~ソフト3D インターフェースの創製~
オープン,融合,領域型,明確なエンジニアリングでやわらかものづくり革命を起こす
≪古川 英光≫
1 はじめに
2 やわらかものづくり革命の起こり
3 コンビニエンス・ファクトリー(CNVFAB(コンビファブ))構想
4 やわらかものづくりワーキング
5 対話型ラピッドやわらかものづくりとデジタル分業
6 おわりに
コラム① やわらかバイオロジー ≪郡司 芽久≫
1 やわらか生物
2 やわらか身体
第2部 プロセスイノベーションの新潮流
第1節 やわらかものづくりのプラットフォーム化
≪古川 英光/貝沼 友紀/神谷 卓郎≫
1 はじめに
2 価値共創
3 やわらかものづくりのプラットフォーム化
第2節 やわらか成形加工 ≪小林 豊/伊藤 浩志≫
1 成形加工(基礎)
2 ナノインプリント技術
3 3D プリント
4 おわりに
第3節 やわらか加飾インクジェット ≪酒井 真理≫
1 インクジェット概要
2 インクジェットインク
3 インクジェットの応用
4 加飾,やわらかい材料への適用
第4節 やわらか回路─フレキシブルエレクトロニクス─ ≪松井 弘之≫
1 やわらか回路とは
2 第1 世代のやわらか回路
3 第2 世代のやわらか回路
4 第3 世代のやわらか回路
5 第4 世代のやわらか回路
第5節 やわらか次世代発光材料・デバイス ≪千葉 貴之/城戸 淳二≫
1 はじめに
2 ペロブスカイトナノ結晶の表面修飾技術
3 おわりに
第6節 やわらかバリア技術① 室温原子層堆積法 ≪廣瀬 文彦≫
1 はじめに
2 室温原子層堆積法の原理
3 原子層製膜事例
4 おわりに
第7節 やわらかバリア技術② ウェットコート ≪硯里 善幸≫
1 はじめに
2 バリア技術
3 バリア性能評価
4 ウェットプロセスによるハイバリア
5 ウェットハイバリアの今後の展開
第8節 やわらか太陽電池 ≪佐野 健志≫
1 はじめに
2 「やわらか」な太陽電池とは
3 「やわらか」な太陽電池を実現するための技術
4 「やわらか」な太陽電池の実現に向けて
第9節 やわらか有機トランジスタ ≪水上 誠≫
1 有機トランジスタ
2 有機トランジスタの構造と原理
3 高移動度有機トランジスタ
4 有機トランジスタの応用
5 これからの展開
第10節 3D ゲルプリンター「ゲルパイパー」 ≪渡邉 洋輔/古川 英光≫
1 はじめに
2 3Dゲルプリンターの造形技術
3 GelPiPer(ゲルパイパー)
4 おわりに
第11節 食品3D プリンティング ≪古川 英光/川上 勝≫
1 はじめに
2 食品3D プリンターのイメージ
3 食品3D プリンターの介護食への利用
4 3D 食品プリンターの開発
5 今後の発展について
6 おわりに
第12節 3D/4D プリンティング,アクティブ材料
≪MD Nahin Islam Shiblee /亀岡 将成/渡邉 洋輔/小川 純/古川 英光≫
1 はじめに
2 4D プリンティング,4D 物質とは
3 4D プリンティングの造形手法
4 可動・変形に要するエネルギー
5 ヒンジ構造による変形箇所・変形具合のコントロール
6 4D プリンティングの応用分野
7 4Dプリンティングの今後の展開
第13節 ソフトマターロボティクス ≪小川 純/古川 英光≫
1 はじめに
2 ソフトマターロボティクスとは
3 やわらかアニマロイド
4 おわりに
コラム② やわらかロボットデザイン ≪山野 光裕≫
1 はじめに
2 硬いロボットアーム
3 やわらかいロボットアーム
4 形状記憶ゲルを用いたロボットハンド
5 おわりに
第3部 やわらかものづくりの適用事例
第1節 モスアイフィルムの作り方 ≪魚津 吉弘≫
1 はじめに
2 自己組織化現象を応用したモスアイ金型の製造方法
3 光ナノインプリントによるモスアイフィルムの作製方法
4 Roll to Roll プロセスによるモスアイフィルムの製造技術
5 モスアイフィルムの光学特性
6 まとめ
第2節 自己修復ポリマーの作り方 ≪井上 諒子≫
1 自己修復材料とは
2 当社の自己修復ポリマー製品
3 ウィザード製品の実用化に向けて
第3節 ソフト食品の作り方 ≪赤地 利幸≫
1 ソフト食品とは
2 従来のソフト食品と技術
3 3D フードプリンター
第4節 ソフトコンタクトレンズの作り方 ≪渡辺 剛士≫
1 はじめに
2 ソフトコンタクトレンズ材料
3 コンタクトレンズの製造方法
4 コンタクトレンズ製造方法の新展開
5 コンタクトレンズの新しい価値
6 まとめ
第5節 眼内レンズの作り方 ≪村瀬 響子≫
1 白内障と眼内レンズ
2 眼内レンズの歴史
3 眼内レンズの製造方法
4 眼内レンズの材料
5 眼内レンズの付加機能
6 今後の眼内レンズに求められること
第6節 ソフトアクチュエータの作り方 ≪難波江 裕之≫
1 はじめに
2 ソフトアクチュエータの製作例
3 おわりに
第7節 非生体物による生体質感模擬臓器の開発と製造について
─PVA ハイドロゲルの製造,使用例─ ≪増山 秀徳≫
1 はじめに
2 開発の経緯
3 生体質感模擬臓器および素材について
4 PVA ハイドロゲルとは
5 生体質感模擬臓器の特徴
6 製造方法
7 生体質感模擬臓器の代表モデル例
8 生体質感模擬臓器の使用例
9 おわりに─生体質感模擬臓器の進化と今後─
第8節 テクノゲル®を使用したハイドロゲルマスクの作り方
≪藤田 貴彦/羽鳥 貴顕≫
1 スキンケア用のマスクとは
2 ハイドロゲルマスクの種類と製造プロセス
3 テクノゲル®ハイドロゲルマスク
4 新しい製造プロセス
5 新しい処方の提案
6 まとめ
第9節 やわらか分子模型,川上モデルの作り方 ≪川上 勝≫
1 川上モデルとは
2 タンパク質とは何か─模型の重要性
3 「やわらかく,透明で,手で操作可能な」タンパク質分子模型(川上モデル)の製作
4 「川上モデル」分子模型の持つ機能,価値
5 おわりに
第10節 3D フードプリンター,可食材料3D プリンターの作り方 ≪戸田 寿之≫
1 3D フードプリンターを作るには
2 基本的情報
3 食材の出力方法について
4 シリンジ(注射器)による吐出方式
5 スクリューによる吐出方式
6 3D フードプリンターの造形特徴
7 3D フードプリンターの課題
8 3D フードプリンターの応用例
9 3D 造形可能な食材
10 介護食への活用
11 まとめ
第11節 経口ゼリー剤の作り方 ≪菱川 慶裕/垣野 由佳理≫
1 はじめに
2 経口ゼリー剤の製品開発
3 実際のゼリー剤の作り方
4 従来型ゼリー剤の課題と新たな剤形
5 おわりに
第12節 大豆ベース食品の作り方 ≪佐藤 友則/米元 博子≫
1 はじめに
2 大豆ベース食品
3 大豆ベース食品の作り方
4 大豆ベース食品のこれから
第13節 おいしい料理の作り方 ≪石川 伸一≫
1 「分子調理研究会」の設立
2 料理の世界における科学の導入
3 料理のサイエンス&テクノロジー
4 料理の温故知新
5 料理をミクロとマクロの視点から見ること
6 「調理」と「料理」の違い
7 3D フードプリンターが注目される理由
8 おいしい料理の未来
第14節 スポーツ用品の作り方 ≪立石 純一郎≫
1 はじめに
2 ランニングシューズの構造
3 ランニングシューズの材料と製造方法
4 ランニングシューズの機能設計
5 おわりに
第15節 井桁構造の作り方 ≪當間 隆司≫
1 はじめに
2 井桁構造
3 井桁構造の応用
4 まとめ
第16節 付加製造による新しいものづくり
─競技用義足ソケットの製造を例とした付加製造応用の試み─ ≪新野 俊樹≫
1 はじめに
2 付加製造によるものづくり
3 対象選びと三位一体の開発
4 製品力の向上
5 設計力の向上
6 製造力の向上
7 おわりに
第17節 腸のやわらかい運動を規範とした蠕動運動型ミキシングポンプ ≪中村 太郎≫
1 はじめに:高粘度流体・固液混合流体の搬送や混合について
2 腸の蠕動運動
3 蠕動運動型ミキシングポンプ
4 蠕動運動型ミキシングポンプの応用事例
第18節 ソフトロボットの作り方 ≪鈴森 康一≫
1 はじめに
2 FMA(フレキシブルマイクロアクチュエータ)を用いたソフトロボットの作り方
3 医用ソフトロボットの作り方
4 細径マッキベン人工筋を用いたソフトロボットの作り方
5 化学反応を利用した自立型ロボット
第19節 生き物のようなロボットの作り方 ≪梅舘 拓也≫
1 生き物のこと,案外みんなわかっていない
2 生き物のようなロボットを作るには
3 おわりに
第20節 人工筋肉,BZ 反応振動の作り方 ≪前田 真吾/山田 雄平≫
1 はじめに
2 自発的に運動するハイドロゲル
3 Belousov-Zhabotinsky(BZ)反応
4 BZ ゲル
5 BZ ゲルのロコモーション
6 ゲルの蠕動運動
7 ミクロ相分離BZ ゲルの熱サイクルと仕事の最大化
8 BZゲルポンプ
9 おわりに
第21節 インフレータブルの作り方 ≪鳴海 紘也/新山 龍馬/川原 圭博≫
1 インフレータブルを「作る」
2 パウチモーターとリキッドパウチモーター
3 ドロップステッチファブリック
4 おわりに
第22節 細胞版3D プリンターおよび3D 組織の作り方 ≪秋枝 静香≫
1 はじめに
2 3 次元組織の構築
3 バイオ3D プリンター
4 サイフューズのバイオ3D プリンター
5 バイオ3D プリンターを用いた臨床開発事例
6 おわりに
第23節 やわらかハンドの作り方 ≪多田隈 建二郎≫
1 はじめに:やわらかハンドとは
2 指ありハンド
3 指なしハンド
4 膨張式ハンド
5 柔剛の切り替えを行うハンド
6 実施例
コラム③ 液滴やベシクルから考えるやわらかものづくり ≪吉田 一也≫
1 はじめに
2 細胞内相分離と膜
3 液滴やベシクルを活用した研究例
4 おわりに
第4部 やわらかものづくりの評価技術
第1節 力学特性・ソフトセンサー・センサー/AI 活用
≪須藤 郁馬/亀岡 将成/櫻井 佑真/廣瀬 航佑/鳥羽 慶/小川 純/古川 英光≫
1 はじめに
2 ゲルの圧縮
3 ゲルの引張試験
4 圧電フィルムによる異なるやわらかさを持つ材料のセンシング
5 ソフトセンサーによる触感認知AI
6 おわりに
第2節 食品のテクスチャー
≪相磯 孝輔/倉持 丘帆/茂木 勇志/一森 湧/川上 勝/古川 英光≫
1 はじめに
2 テクスチャーの定義
3 テクスチャー試験(TPA 試験)の動作原理,解析
4 クリープメータの動作原理,解析
5 食品3D プリンターで製作したクッキーのテクスチャー解析
6 レーザー方式食品3D プリンターで製作した食品のテクスチャー解析例
7 おわりに
第3節 含水率・膨潤率 ≪青山 響/亀岡 将成/渡邉 洋輔/小川 純≫
1 はじめに
2 含水率(膨潤率)の測定方法
3 含水率の変化に伴い影響を及ぼす物性値
4 膨潤,高含水率を利用した研究
5 おわりに
第4節 レオロジー ≪佐藤 貴風/古川 英光≫
1 はじめに
2 粘弾性
3 静的粘弾性測定
4 動的粘弾性測定
5 ゲルのレオロジー
6 粘弾性をデザインできる人工的なソフト材料の開発
7 おわりに
第5節 摩 擦 ≪森 智晴/佐藤 大介/古川 英光≫
1 はじめに
2 滑り摩擦の状態
3 潤滑モード
4 塑性変形材料の摩擦
5 ゴムなどのエラストマーの摩擦
6 ゲルの摩擦
7 ゲルの摩擦制御
8 ゲルの低摩擦性の利用
第6節 吸収分光・光量測定・AFM ≪相磯 孝輔/櫻井 佑真/鳥羽 慶/川上 勝≫
1 はじめに
2 吸収分光
3 光量測定
4 AFM によるやわらかい物質の測定
第7節 電気化学特性
≪佐藤 大介/小林 竜也/ Ajit Khosla /渡邉 洋輔/小川 純≫
1 はじめに
2 イオン液体・イオンゲル
3 イオン液体・イオンゲルの電気化学特性
4 おわりに
第8節 走査型顕微光散乱
≪志賀 郁也/青山 響/亀岡 将成/一森 湧/渡邉 洋輔/小川 純/古川 英光≫
1 はじめに
2 動的光散乱
3 走査型顕微光散乱
4 ゲルの動的光散乱の測定例
5 おわりに
第9節 3D スキャン技術(寸法測定)・アイトラッキング
≪鈴木 康海/落合 俊樹/鳥羽 慶/渡邉 洋輔/小川 純≫
1 はじめに
2 ゲルの3D スキャナー
3 アイトラッキング
4 おわりに
第10節 密着性試験 ≪硯里 善幸/武田 真一≫
1 密着・接着特性
2 遠心式多検体同時接着強度試験装置の原理
3 測定例紹介
4 まとめ
第11節 やわらか表面における濡れ現象とその評価 ≪野々村 美宗≫
1 はじめに
2 濡れ現象の物理モデルと評価法
3 接触角と表面張力の評価法
4 やわらか表面で起こる濡れ現象
5 濡れ現象のダイナミクスとその応用
6 生体表面における濡れ現象のダイナミクス
7 おわりに