不良の原因と対策、トヨタ式問題解決法による慢性不良対策例も解説いたします。

原理原則で理解するブロー成形法【WEBセミナー】
■カーボンニュートラル対応も考え、便利なブロー成形品を使い続ける知恵■

アーカイブ配信付

セミナー概要
略称
ブロー成形【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250110
開催日時
2025年01月23日(木) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
株式会社Tech-T 代表取締役/埼玉工業大学 客員教授
高原 忠良 氏
(元トヨタ自動車/Samsung SDI) 博士(工学)

<主な経歴・研究内容・専門・活動>
新日本無線(現社名:日清紡マイクロデバイス);高融点金属・セラミックの研究。
トヨタ自動車;樹脂部品生産&材料・加工技術・CAE開発。
Samsung SDI;エンジニアリングプラスチック研究所(韓国本社)。
大手自動車メーカ 研究所;次世代車要素技術開発。
2020年技術オフィスTech-T開業 次世代モビリティ・車載プラスチック関連の情報発信活動中
価格
非会員: 37,400円(税込)
会員: 35,640円(税込)
学生: 37,400円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 37,400円(税込)
会員価格:1名につき 35,640円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
特典
アーカイブ配信について
視聴期間:【1/24~1/30】を予定しております。
※アーカイブは原則として編集は行いません。
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
趣旨
 ブロー成形法は、射出成形法とともに最も普及している樹脂の加工法です。身の回りを見ても、飲料ボトル、シャンプーや洗剤容器、液体運搬用のポリタンクなどなど、身近に使われており、なくてはならないものです。多数の写真で活用状況を確認します。ついで、加工法の原理原則を直感的にわかりやすく説明します。樹脂とはどのような物質でその利点と欠点を整理することで、ブロー成形法最適化の着眼点が明確になります。
 工法の利点・メリットの裏側には工法そのものが内包している課題があります。ブロー成形の不良対策にはこれらの原理原則を理解することが重要です。トヨタ生産方式カイゼンの着眼点で取り組んだ不良対策などにも目を向けます。
 一方で、新しいブロー成形としては、CAEはもちろん、IoTやAI等最新デジタル技術や最新計測法の活用もニーズのあるところです。そして、いま一番の話題となっているカーボンニュートラルは避けることのできない課題です。ブロー成形法・その加工品で対応すべき着眼をSCOPE1~3の視点で確認します。
 単なる知識・情報の説明ではなく、原理とともに理解が進む説明として工夫しますので、いつでも応用が可能となります。燃料タンク樹脂化のためのブロー成形法開発や成形現場でのカイゼン指導などのエピソードも紹介予定です。
プログラム

1.ブロー成形品の活用状況
  身近なモノを入り口として、
  どのような製品がブロー成形でつくられているかを確認します。

 1.1 身の回りにあるブロー成形品
 1.2 自動車部品、
 1.3 その他

2.プラスチックとその特性発現のメカニズム
  ブロー成形を原理原則で理解するために、
  まずはプラスチックとはどのような物質であるかを理解します。

 2.1 プラスチックとは
 2.2 樹脂とその種類
 2.3 樹脂の特徴 ~金属・無機物との比較で理解~

3.成形加工法とブロー成形
  主な成形加工法を説明します。
  それらと比較することでブロー成形法の特色がよくわかります。

 3.1 主な成形加工法
 3.2 ブロー成形の位置づけ

4.ブロー成形の実際
  ブロー成形の加工方法を、その歴史、加工の原理からご説明します。
  基礎原理を理解することで、
  材料や設備・型がどのような機能性質となるべきかも同時に理解できます。

 4.1 歴史
 4.2 加工の原理
 4.3 樹脂材料への要求
 4.4 成形機と金型の構造と機能
 4.5 成形金型

5.ブロー成形法の種類と応用製品
 5.1 ダイレクト・ブロー
 5.2 多層成形
 5.3 多次元ブロー
 5.4 インジェクション・ブロー
 5.5 延伸ブロー
 5.6 インフレーション・ブロー

6.不良の種類、その原因と対策
  ブロー成形の弱点から生じる不良や工法課題の説明です。
  加工プロセスや原理の説明と結びつけることで論理的に理解が進みます。

 6.1 ダイスエル
 6.2 ダイマーク
 6.3 ドローダウン
 6.4 未ブロー
 6.5 パンク
 6.6 厚み偏差、形状制約
 6.7 形状安定性、変形・収縮

7.<応用>トヨタ式問題解決法による慢性不良対策例
  ブロー成形の慢性不良をトヨタ式カイゼンで対策した事例を紹介します。
  トヨタ生産方式の概要から解説しますので、トヨタ式カイゼンの活用方法も理解できます。

 7.1 トヨタ生産方式の歴史と概要
 7.2 ブロー慢性不具合への適用事例
 7.3 カイゼン効果の考察  職場力・ひとづくり/原価・収益への貢献

8.今後のブロー成形に求められること
  カーボンニュートラルの視点での対応が求められます。
  同時に新技術の適用による、品質管理や加工法の革新も望まれます。

 8.1 環境対応 カーボンニュートラル  Scope1/2/3
 8.2 デジタル技術 CAE、IoT、AI、DX  
 8.3 最新計測技術 デジタルツインの入り口?

□質疑応答□

関連するセミナー
関連する書籍
関連するタグ
フリーワード検索