★本セミナーではLIBの基礎、性能検査技術、リユース関連市場の動向の概観について包括的に解説いたします。
 またEIS (電気化学インピーダンス測定) について重点的に取り上げ事例を紹介いたします。

LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向【LIVE配信】

※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

【アーカイブ配信受講:1/31(金)~2/7(金)】を希望される方は、⇒こちらからお申し込み下さい。

セミナー概要
略称
LIB劣化診断【WEBセミナー】
セミナーNo.
開催日時
2025年01月30日(木) 12:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
日置電機(株)SMユニット 主任研究員 博士 (科学) 森 匠 氏
【ご専門】電気化学、電気工学、データサイエンス

■略歴:
東京大学工学部物理工学科卒業、同大学院新領域創成科学研究科後期博士課程修了、博士(科学)。現職にて、リチウムイオン電池の電気特性に関する計測器の開発、電池や部材の新規評価手法の開発に従事

■関連する学会等での活動:
近年の学会発表:
- インピーダンス計測を用いたEV駆動用バッテリーの性能評価, 自動車技術会春季大会 (2024)
- Traceable impedance measurement for EV battery state assessment, 23rd annual AABC (2023)
- 劣化電池の自己発熱特性とモデル化について, 第63回電池討論会 (2022)
- 等価回路を用いた参照極付きリチウムイオン電池の劣化評価, 第63回電池討論会 (2022)
- Residual performance evaluation of Lithium-ion batteries for their secondary use, 5th EVTeC (2021)

ほか、技術セミナーの実施、技術書籍への寄稿多数
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
・資料付(PDFデータでの配布)※紙媒体での配布はございません。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。

2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。

3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・リチウムイオン電池およびその搭載製品の開発者や評価者
・リチウムイオン電池材料に関わる研究開発者、電池を利用されるユーザの方
必要な予備知識
・高校程度の化学、電気の知識。特に専門的な予備知識は必要ありません
習得できる知識
・リチウムイオン電池の動作メカニズムおよびその特性
・リチウムイオン電池の資源循環、リユース、リサイクルの市場動向
・劣化メカニズムとその評価方法の理解
・最適な評価手法の選択方法
趣旨
 リチウムイオン電池 (LIB) は様々な物理的・化学的・機械的現象が複合的に発生している複雑なシステムです。そのポテンシャルを最大限に発揮させるには、電池内部でどのような現象が起きているか理解し、電池からどのような情報を引き出せば何に活用できるのか理解することが重要です。
 近年、欧州電池規則が発効となり、リチウムイオン電池 (LIB) のデバイスとしての価値を最大化させられるような運用、またその資源循環の高度化は喫緊の社会課題となっています。特に、LIBのリユースはより効率的な資源循環を実現するためのコアの1つとみなされており、社会的な注目が高まっています。しかしながら、リユースのための検査や電池の状態診断には、LIBについての高度な知識が要求されます。LIBは爆発の危険もあり取扱が困難であること、また電池の性能や形状がまちまちであることなどがあり、標準的な診断手法は存在しません。
 このような状況を受け、本セミナーでは、LIBのリユース産業にフォーカスしながら、LIBの基礎、性能検査技術、リユース関連市場の動向の概観について包括的に解説いたします。また、検査技術の中で特にEIS (電気化学インピーダンス測定) について重点的に取り上げ、事例を紹介いたします。
プログラム

1. リチウムイオン電池 (LIB) の基礎
 1-1. LIBの挙動の基礎 
 1-2. LIBの種類と特徴 (材料系、形状、製造法)

2. LIBのリユース産業
 2-1. LIBのサーキュラーエコノミーの全体像
 2-2. 欧州電池規則とLIBリユース産業、リサイクル産業

3. 基本的なパラメーターと直流充放電に基づく電池評価
 3-1. 基本的なパラメーター、特に電池容量、充電率 (SOC)、OCVについて
 3-2. LIBの劣化とその指標となるパラメーター (SOHなど) について
 3-3. 直流充放電を基礎とした電池評価

4. 過渡応答、特にEIS (電気化学インピーダンス測定) に基づく電池評価
 4-1. 過渡応答計測の考え方
 4-2. EIS計測の基礎
 4-3. モデリングとデータ解析 (等価回路解析、活性化エネルギー、緩和時間解析など)
 4-4. 正確な計測のためのポイント
 4-5. EIS以外の過渡応答評価手法、それらとEISの関係

5. LIBの短時間劣化診断の技術
 5-1. LIBの劣化メカニズム
 5-2. LIBの劣化と特性パラメーターの関係
 5-3. LIBの劣化診断技術の概観
 5-4. EISに基づく劣化診断の実例

【質疑応答】

キーワード
リチウムイオン電池、LIB、リユース、リサイクル、劣化、診断、セミナー、講演
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