外観品質向上のため、塗装系における各塗膜の役割と耐候性技術を知ろう!

塗料・塗膜の基礎(塗装系)と欠陥分析技術、耐候性技術【東京開催】

10/4⇒12/23に延期となりました

セミナー概要
略称
塗料塗膜【東京開催】
セミナーNo.
241001
開催日時
2024年12月23日(月) 10:00~17:00
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第2会議室
講師
(株)クボタ 研究開発本部
マテリアル・キャステンングセンター 担当部長 赤堀 雅彦 氏
【専門】
塗料/塗膜の評価解析、塗装工程、耐候性技術
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
 ・3名以上同時申込は1名につき27,500円(税込)です。
■会員登録とは?⇒よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・現在、またはこれから塗装やコーティング分野に関わりがある方(初級~中級)
・基材の表面処理から上塗りまでの塗装系について、基礎から学びたい方
・塗料/塗膜の劣化(塗装外観)や欠陥分析技術を習得したい方
・外観品質向上のための「耐候性技術」について、基礎から学びたい方
習得できる知識
塗膜構成(塗装系)に関して理解することで、塗装塗膜のポイントを考え直すことができます。また、製品性能の点から、塗膜(製品)の欠陥(特に、はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物)に関して、その発生メカニズムを理解し、品質向上につなげます。また、耐久性のひとつである「耐候性技術」について、屋外暴露や促進試験の現状、促進性と相関性やその評価方法について修得できます。
(皆様からのお困りのことがございましたら、ご相談頂くことも可能です。)
趣旨
 塗料業界に新しく参入される方だけではなく、関連業界で活躍されている方々に、塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な知識として、塗装系における各塗料(前処理、電着、溶剤塗料)の特徴や塗装工程を復習し、それぞれの目的や注意する点を概説します。また製品の外観品質向上を目指す上で、塗膜欠陥(はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物)のメカニズムを整理し、これらの分析手法と対策について解説いたします。また、外観向上のための「耐候性」について、現状と課題について考えます。
プログラム

1.塗料の基礎
  1.1 序章:塗料の歴史「なぜ、塗るのだろう?」
  1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
  1.3 塗料、塗装、塗膜の基礎用語
  1.4 塗料の構成成分、塗料の種類
  1.5 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
  1.6 塗装工程とその目的
  1.7 塗装方法、塗装系の考え方
2.表面処理工程とその目的・必要性
  2.1 ショットブラスト工程
  2.2 脱脂工程(アルカリ脱脂と酸洗いの違い)
  2.3 表面調整工程
  2.4 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウム)
  2.5 表面処理の不具合事例
3.電着塗装工程(含:プライマー処理(下塗)
  3.1 電着塗料の基礎、塗着メカニズム
  3.2 電着塗装の特徴、付き回り性(プライマーとの比較)
  3.3 電着工程(ライン)の管理
4.溶液系塗料の塗工方法
  4.1 溶剤系塗料vs水系(水性)塗料 その特徴と欠点
  4.2 種々の塗装法(カーテンコーター、ロールコーター、スプレーなど)
  4.3 スプレーガンの各特徴とスプレー塗装の適正粘度
  4.4 メタリック塗装、パール塗装、クリヤ塗装の特徴
5.塗料・塗膜の品質管理、塗膜不良(欠陥)の評価・分析法
  5.1 評価・分析の考え方(アプローチ)
  5.2 前処理の重要性 
  5.3 分析機器選択のKey point
  5.4 分析/解析の3つの観点
    (1)外観観察
      ~塗料・塗膜の状況を把握する~(外観評価:色相、光沢など)
    (2) 化学的分析
      ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~(赤外分光法など)
    (3) 物理(物性)的分析
      ~塗料・塗膜の物性を把握する~ 
  5.5 解析評価や機器分析の事例紹介
    (はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物を中心として)
    (1) 塗膜のはじき分析
    (2)塗膜に異物分析   など
6.耐候性技術、その試験法と劣化評価
  6.1 耐候性と劣化因子:4大主因子と副次的因子
  6.2 耐候性技術で知りたい3つのこと
  6.3 実曝試験と促進耐候試験
    (1)「促進性」 と 「相関性」は、なぜ合い難いのか!
    (2)自然環境の多様性(複雑な環境要因)
    (3)試験方法、機器の多様化
     ・従来の促進耐候試験(サンシャイン、キセノン、メタハラなど)の選び方
     ・新しい促進耐候試験法
  6.4 評価方法の多様化
    (1)外観評価(色相、光沢、白亜化、クラックなど)
    (2)化学的評価(赤外分光法など)
    (3)物性的評価(熱的変化、硬度など)
  6.5 耐候性の強い塗膜(製品)への設計思想
    (1)長寿命化のための3つの手段
    (2)寿命予測の考え方と課題

  <質疑応答>

キーワード
塗料,塗膜,塗装,塗工,研修,講習会
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